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僕だけ普通のカプセル

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V5.5

[Intro] ゴトン 暗いところから 急に落ちた パカッ 白いシャツ 黒いスーツ 襟を正して 靴を払う 目の前には カプセルウェーブ そして僕のとなりに 毛むくじゃら 包帯 縫い目だらけ …… 「シリーズ 間違えてません?」 [Verse 1] 右のカプセル 狼男 牙を見せて こっちを見る 左のカプセル 大きな男 首にはボルト 顔には縫い目 奥のカプセル 包帯ぐるぐる 小さな隙間から 目だけが見える そして僕 白いシャツ 黒いスーツ 髪もきれいに 整えている どう考えても 僕だけ普通 「ねえ」 「何?」 「僕だけ 別シリーズじゃない?」 [Pre-Chorus] 僕は礼儀を知っている カプセルを開けてもらったら ちゃんと挨拶する シャツの皺は すぐに直す 靴の汚れも 気になるほうだ 見れば分かるだろう 狼 怪物 ミイラ そして僕 …… 「ほら 僕だけ普通。」 [Chorus] 僕だけ普通 僕だけ普通 カプセルウェーブの Monster Series どう見たって ひとりだけ 僕はただの 紳士です 僕だけ普通 僕だけ普通 Machineの人 間違えてるよ もっと普通の Toyが入ってる 普通の Capsule ありませんか? 僕は怪物じゃない 君たちとは―― 違う [Verse 2] 狼男が僕を見る 「今日も顔 白いな」 「失礼だな 元からです。」 大男が僕を見る 「昼間 何してる?」 「寝てる。」 「毎日?」 「毎日。」 ミイラが聞いてくる 「にんにく好き?」 …… 「嫌い。」 「どのくらい?」 「近くにあるだけで 帰りたい。」 三人そろって 僕を見る …… 「何だ?」 [Pre-Chorus] 夜になると 少し元気 太陽は かなり苦手 犬歯がちょっと 尖ってる 赤いものを見ると 少しだけ―― …… いや 関係ない そんな Toy どこにでもいる たぶん 僕は普通だ [Chorus] 僕だけ普通 僕だけ普通 何度言ったら 分かるんだ 狼でもない ミイラでもない 白いシャツの 紳士です 僕だけ普通 僕だけ普通 夜が好きでも いいだろう 顔が白くても 牙があっても それはたぶん デザインです 僕は怪物じゃない …… たぶん [Bridge] 狼男が言った 「じゃあ カプセル見てみろよ。」 「カプセル?」 透明な壁に 店の灯りが映ってる 狼男が映る ミイラも映る 大男も映る 僕はその前に 立ってみる …… 何もない 「もう少し右?」 何もない 「左?」 何もない …… 「このカプセル 不良品?」 [Break] しーん 「なんで黙る?」 毛むくじゃら 映ってる 包帯 映ってる 縫い目 映ってる 白いシャツ …… 映ってない 青白い顔 尖った牙 夜が好き 太陽が嫌い にんにくが嫌い 透明な Capsule に 僕だけ 映らない …… 「待て。」 [Final Chorus] 僕だけ普通 僕だけ…… 普通? カプセルウェーブの Monster Series 狼男 大男 ミイラ そして―― 僕? 白いシャツ 黒いスーツ 青白い顔に 尖った牙 透明な Capsule 覗き込んでも 僕だけ どこにもいない 僕は…… 僕は…… [Ending] Machineの横に 小さな紙がある Monster Collection 狼男 ミイラ フランケン そして最後に …… ドラキュラ …… 「ドラキュラ?」 しーん 狼男が僕を見る 「今さら?」 …… 僕はもう一度 襟を直した シャツの袖を伸ばして 靴の先を揃える 「なるほど。」 少し考えて となりのカプセルへ 頭を下げた 「では皆さん」 「同じシリーズということで。」 ゴトン 向こうの Machineから 新しいカプセルが落ちる みんなが振り向く 僕も振り向く 「……次は 普通の人でしょうか。」 狼男が言った 「まだ言うの?」 カチッ