[Verse 1] 乾いた風が 街をすり抜ける 賑わう声も 少し遠くなった 夜へ溶け込む 見慣れた都会(まち)を 靴音だけが 静かになぞってゆく 見上げたビルの その向こう側へ 軽く跳べば 風が肩を叩く 季節の熱を まだ残したまま 月は黙って 空に浮かんでいた [Pre Chorus] もう蝉の声は どこにも聞こえない 夏は気付かぬうちに 背中を向けたんだ 夜風(よかぜ)だけが 少し冷たくて 胸の奥を 静かに揺らしてゆく [Chorus] タワーの上から 都会(まち)を見下ろせば 無数の灯りが 星座のように滲む 月は変わらず 僕を照らしてる 夏の終わりを そっと抱きしめながら [Verse 2] 遠くの花火は 記憶の残響(ざんきょう)で 風鈴(ふうりん)の音(おと)も 夜に溶けてゆく 眠らない街は 明日へ急ぐけど 僕だけ少し 立ち止まっていた [Pre Chorus 2] 流れてゆくものは 止(と)められないけれど この景色だけは 忘れたくないから 夜空を渡る 風に身を任せ もう一度だけ 月を見上げる [Last Chorus] タワーの上から 都会(まち)を見下ろせば 夏の面影が あかりの中で揺れる また来る季節を 静かに待ちながら 夜の向こうへ そっと歩き出そう 月は変わらず 空に輝いてる それだけでいいと 少し笑えたから