
Verse 1 窓の白さが 街をほどく 小さく震える ポケットの朝 湯気を追いかけ コーヒーを置く 画面の向こうで 今日が始まる 社員証が 鳴るたびに 昨日の続きを そっと開く ⸻ Pre-Chorus 似ている言葉を 何度もなぞる 赤い印が 静かに増える 送信前で 指が止まる ひと呼吸だけ 胸に残した ⸻ Mini Chorus ひとつずつ 今日もひとつずつ 見えない誰かへ 手渡すように ⸻ Verse 2 昼の窓辺で 湯気がほどける 箸を止めても 朝の一行 まだ離れない 空を見上げ また画面へ 視線を戻す 同じ迷いが 別の答えへ 静かに残って 今日を動かす ⸻ Pre-Chorus 急がなくても 見逃さない 短い理由を そっと残す 画面の向こうは 見えないまま それでも今日を 信じて押した ⸻ Chorus ひとつずつ 今日もひとつずつ もしも今夜 探してた言葉 この一行が 届けばいい 名前も知らない その灯りへ ⸻ Bridge 画面の隅に 「助かりました」 たった一行 並んでいた 返事は書かず そっと閉じれば 窓に夕暮れ 映っていた ⸻ Last Chorus ひとつずつ 今日もひとつずつ 君から誰かへ 誰かの明日へ 声にならない 優しさだって 静かにきっと 渡ってゆく ひとつずつ 今日もひとつずつ ⸻ Outro パソコン閉じる イヤホン外す 街の音だけ 肩をたたく 信号が青 少しだけ 歩幅が伸びた ⸻

