
果実みたいに甘い あなたから届く文字 読み返すたびに 心がほどけていく 朝はパンだって 何気なく書いてたね 休日になると ブックカフェの窓際 たまにはエステで 少しだけご褒美を そんな一日を 想像してしまう 「ひとり分より 半分ずつが好き」 その一言まで 優しく読めた 文字の向こうで 覚えてるかな? ページをめくるたび 君が近くなる まだ知らない今日も 増えていくたびに 何度も心は 恋を読み返した 運動は苦手で 汗もあまりかかないって ラーメンを食べるのは 少し意外だったよ 気づけば増えていく 好きな理由ばかり 知らない毎日を 集めていた ある日の言葉に 「私もそう思う」 同じ意見だっただけで あんなに喜ぶ君が愛おしくて それだけで 世界が明くなった 文字の向こうで 覚えてるかな? 「私の前では 気を抜いていてね」 その優しさとか 不意に「愛おしい」 なんて送るから 画面のこちらで 息を忘れてた 本を読む人が好き その一文を見て 少しだけ嬉しくなった 突然届く 短い 英語 意味より先に 君らしいって笑った 「集中してるなら 返事はいらないよ」 少し経ってから 「ねぇ」 「かまってくれないと 泣いちゃうから」 そんな矛盾まで 愛しく思えた 文字のむこうで 覚えてるかな? 優しい文字癖も 長いまつげも いつかの後ろ姿を 思い出しながら 君という物語を 今日も読み返してる 果実みたいに甘い あなたから届いた文字 今でも心の中で 静かに実り続けてる

