Song Cover Image

夢灯り(HAKANA)

V6

終電の窓に雨がひとつ 眠れない町を流れていく 手のひらの切符は白いまま 帰る場所だけが消えている 時計は遠くで息をして 僕の名前を置いていく おりる理由も見つからずに 開いた扉を見つめてる 夢の果ての小さな駅 最後のベルは眠ったまま 昨日の僕が残した声が 細い線路の先へほどける ほのり ほろり 灯り ほどけ ゆらり ゆるり 夜が こぼれた さよなら 空いた椅子には風が座り 古い記憶だけ揺れている 忘れたふりした痛みさえ まだ僕の袖をつかんでる 行き先のない案内板を 白い息だけ読み上げる 終わりへ向かう列車でも 始まりへ戻る列車でもない ここにいたという小さな跡を 夜の底へ預けて進む ほどけた指 冷たい窓 向こう側で 誰かが呼ぶ 遠くひとつ 灯りが消える 夢の果ての小さな駅 朝はまだここへ来ない 閉じた扉の向こう側で 夜は静かに白へ変わる ほのり ほろり 灯り ほどけ ゆらり ゆるり 夜が こぼれた ありがとう