なぜ私は赦されないの? どこで間違ったのかさえ 解らないままよ 鏡の前で解けない茨 つぎはぎだらけのドレス 「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」 誰も 開かない絵本 茨の姫は呼んでいる ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ 聞こえないの? この茨を 引き裂いてくれないの? (ここだよ) 私に助ける価値なんて 無いとでも言うの? 王子様はどこで迷ってるの? 私、ずっと、待っているのに 「その向こうの王国で 美しい姫が囚われている」ってデマ? 私が美しくないから その話に名前すら出なかっただけ? 「その向こうの廃屋で 醜い亡霊が取り憑いている」って囁き それを聞いたから、来ないのかしら 王子様、私は息をしてるのに 茨の姫は呼んでいる ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ この茨を 引き裂いてくれないの? (聞こえるでしょ?) 私に助ける価値なんて 無いとでも言うの? 王子様 どこで眠ってるの? 私、ずっと、待っているのに もしも私が、物語の、 はじまりから、書き直せるなら、 醜い亡霊なんかじゃなくて、 自分で鎖を、ほどく役がいいわ、。 いばらの姫は呼んでいる ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ それでもまだ 信じてしまうの (誰かを) 私に助ける価値なら ここに在るはずと ページの外で泣きながら 今日もひとり、待っているのに…… 「いつか助けて」