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夏色バルカトーレA

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V5.5

# 水のなかの夏 [Intro] 風がほどいた 青い朝 光の粒が 水を走る 遠くで夏が 手を振った [Verse 1] 裸足のままで 岸を蹴って 小さなボードで 空へ漕ぎ出す 透き通る水の その下を 銀色の影が 追いかけてくる 笑った声が 山に届いて 白い雲まで 揺れていた 終わらない日が あるみたいに 僕らは何度も 水を跳ねた [Pre-Chorus] どこまで行けば 夏の向こうへ たどり着けるの 答えはいらない 今はただ この青を覚えていたい [Chorus] 夏よ まだ行かないで 光る波を連れて 今日という奇跡を 湖に浮かべて 君が笑うたび 水面に空が咲く いつか忘れても ここで会えるように ゆらり ゆらり 僕らを乗せて 夏は静かに 流れてゆく [Verse 2] 遊び疲れた 小さな背中 濡れた足跡が 岸へ戻る 誰もいなくなった湖に 夕陽がひとつ 沈んでいく 赤く染まった 山の向こう 昼のざわめきが 遠くなる さよならみたいな 風が吹いて それでも水は 何も言わない [Pre-Chorus] 帰りたくないと 言えないままで 影だけ伸びてゆく 失くしたものも まだ知らない夢も 夕焼けが抱いている [Chorus] 夏よ まだ行かないで 赤い空を連れて 短い永遠を 湖に映して 君がいない岸に やさしい風が吹く 今日が終わっても 消えないものがある ゆらり ゆらり 記憶を乗せて 夏は夜へと 流れてゆく [Bridge] ひとつ ふたつ 夜空がひらく 大きな花が 音を残して 湖の上に咲いてゆく 赤 青 金色 揺れるたびに 空と水の境目が消える 見上げても 見下ろしても 世界中が花火だった [Final Chorus] 夏よ もう行っていいよ 星の岸辺を越えて 今日という物語を 湖に預けて 花火が消えたあと 月だけが残って 誰もいない水に 星が降り積もる ゆらり ゆらり 眠る湖へ 夏は静かに 沈んでゆく [Outro] 月の光が 細くほどける 眠る水草 揺れる魚たち 遠くで光る 小さな命 すべて水の底で 夢を見ている また会えますように また会えますように