
図書室のカウンター 何冊も重ねた本 「何を読んでるの?」 そう聞けずにいた 係の私に差し出した 少し重たいその本は 星の名前が並んでる 知らない世界だった 居残りが終わったあと 窓の外を見ていたら グラウンドの向こう側 空を見上げる君 思い切って尋ねたの 何を見ているのって ベガとアルタイルだよと 君は笑ってた 貸し出しカードの君 何度も名前を見てた ページの間に隠してた 言えない気持ちみたいに 貸し出しカードの君 今年も七夕が来るね 君はどんな願い事を 書いたのかな 短冊揺れる夜風に 私も願いを書いた 君に話しかける勇気をください ただ それだけ 貸し出しカードの君 誰より近くて遠かった 何度も名前をなぞっては 胸が少し痛かった 貸し出しカードの君 今でも空を見上げるたび ベガとアルタイルの間に 君を探してる

