
霧が舗道を渡る 列車 乾いた音 看板灯り 薄く 影 伸びて消える ビルの隙間風が 乾いた頬つたう ふとふりかえれば さんざめくしじま 足並み そろえ 沈む景色が 闇の向こうの 信号 青へ 街は息を継ぐ 足音 重ならず 淡い朝の匂い 記憶 置き去りに 新聞 静かな紙 薄明 歩き出す 舗装 冷たい線 矢印 無言の先 街灯 淡く揺れ 空 薄青へ 息を整え 靴紐 締める 視線 前へ 時計 刻む 街は息を継ぐ 足音 重ならず 淡い朝の匂い 記憶 置き去りに 止まらぬ針 淡々と光 街は息を継ぐ 影 微かに揺れ 新しい窓辺 歩幅 誤差なし 薄明 歩き出す 街は息を継ぐ 風 静かに抜け 灯り 消え残る 雲 薄くほどけ 角 曲がる影 朝 整う街

