窓ガラスに映る私 今日も少しだけ背伸びしてる 遠くの星は黙ったまま 答えなんてくれないのに 隣の席の友達が 笑いながら話してたこと その向こう側にいた君を なぜだかずっと見てしまう 後ろの席から聞こえる声 振り向く理由はいくらでもあるのに たったそれだけが 少しだけ難しい なんで私は こんなに臆病なんだろう 名前を呼ぶだけなのに 胸の奥では 何百回もできているのに 夜空の途中で 今日を静かにほどいていく 街の灯りが消え残る頃 君の横顔が浮かんでくる いいの まだこのままで 窓辺で星を見上げながら 君を想う時間が好きだから 今日もノート見せてって 君は笑って言うのかな その一言だけで私は 一日中ご機嫌になれるのに 渡されたノートの端に 残っていた文字の癖とか そんなこと覚えてるなんて 我ながら少し変だよね たぶん私は 妄想の達人なんだ まだ起きてもいない未来を 誰より上手に 描いてしまうから 放課後の廊下 夕焼けの階段 もしも君が振り向いたら そんな場面ばかり 増えていくんだ 夜空の途中で 今日を静かにほどいていく 流れていく雲の隙間に 君の笑顔を並べながら いいの まだこのままで 叶わなくても悲しくない 君を想うこの時間が 少し好きだから 伝えたら何か変わるかな 変わらないかな そんなことばかり考えて 結局また今日も 何も言えないまま 星の数だけ 言葉を飲み込んでる だけど 明日の私は 今日より少しだけ 勇気を持てる気がするんだ 夜空の途中で 今日を静かにほどいていく 眠れないほど好きじゃない だけど忘れられない そんな気持ち いいの まだこのままで 後ろの席の君がいる それだけで少し嬉しいから 窓辺で見上げる星空に そっと今日を預けながら また明日も 君に会えることを願う 夜空は何も答えない だけど それでいい 君を想う時間だけが 静かに流れていく


