
明かりの消えた部屋の中 時計の音が響くとき 閉じたまぶたのその奥で 合図もなく夜は溶け出す ひとつ またひとつ 微かに響いた 軋むような音 止まっていたはずの時間が ゆっくりと動き出す 確かに鳴る ブリキの心臓 静まる部屋で 動き出す くるくる回る この夜に 終わらない 僕らのパレード 壊れかけても 止まらない 夢の続き今もまだ 確かに響く 始まったばかりだ 転がるボール かすれた音 ぬいぐるみの影が揺れる 古びた箱のその奥で 忘れられた声が響く きらり ほどけてく 今もここにいる しまわれた記憶 小さな世界の真ん中で 僕ら光ってる 鳴りやまない ブリキの心臓 ねむりのあとで 動き出す ぐるぐる巡る この夜に 溶けてまた 秘密のパレード 誰にも見えない場所だけど 夢は続き夜を越す 確かに歌う 月が霞むまでは 少しズレた ハートビート 誰も気づかない音 少しきしむ アイロニーも 今は聞こえないから 鳴らしたのは ブリキの心臓 あなたがねむり 目を覚ます 太陽眠る そのあとは 戻らないさ 孤独のパレード 叫んでいる ブリキの感情 ねえ気づいてよ ぼくのこと 遠くで朝が 滲んでも 忘れてないよ あの日のパレード もしもあなたが 忘れても 遊んでくれた あの日々を 静かに語る おもちゃ箱の隅 太陽はまた登り、あなたは遊ぶ 僕は今も 押し入れの中

