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「あの日の風が、背中を押す」

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V6

[Intro] (静かなアコースティックギター、遠くに響く風の音) あの日の風を 覚えているか あの道の先に 何を見たのか [Verse 1] 仕事を終えた あの朝に 胸の奥で 夢が目を覚ました いつか走ろう 北の大地へ 胸にしまった 約束を果たしに 海を渡って 北へ向かえば 見たこともない 空が広がる 地平線まで続く道に 俺の人生が 重なって見えた [Pre-Chorus] 雨に叩かれ 心が折れて 濃い霧の中 道さえ見えず それでも何故か 戻れなかった この先に何かが 待っている気がした [Chorus] あの日の風が 背中を押す もう駄目だなんて 言うなよと 雨に濡れた道も 霧の向こうも 走った奴にしか 見えない景色がある あの日の風が 胸を吹き抜ける まだ終わりじゃない 俺たちの旅 どれだけ歳を 重ねたって 心のエンジンは まだ動いてる [Verse 2] 雲の切れ間に 現れた空 言葉を失う 大地の広さ 山も湖も 海も草原も 小さな俺を 包み込んでいた 十日間(とおかかん)の旅 長いようで 帰る日が来れば 短すぎて 濡れたグローブも 泥はね(どろはね)の跡も 今じゃ笑える 宝物さ [Pre-Chorus 2] 誰にも言えない 悔しさもある 思いどおりに いかない日もある それでも走って 見つけたものは 自分を信じる もう一度の力 [Chorus 2] あの日の風が 背中を押す まだ行けるだろう 俺たちよ 峠を越えて 海沿いを走り 名前も知らない 町に出会った あの日の風は 今も吹いてる 遠く離れた あの場所から 日本のどこかを 走る仲間も 同じ風を 胸に抱いてる [Instrumental Solo] (エレキギターの泣きのソロ。アコースティックギターとストリングスが重なり、広大な大地を思わせる) [Bridge] いつかバイクを 降りる日が来ても あの日の景色は 消えやしない 霧の向こうに 見つけた光 あれが俺たちの 生きてきた証 若い頃とは 違う走りで 無理はしないさ それでも行くさ 思い出だけで 終わらせない まだ見ぬ景色が 呼んでいるから [Final Chorus] あの日の風が 背中を押す 何度だって 立ち上がれと 豪雨(ごうう)の夜も 濃霧(のうむ)の朝も 越えてきた俺たちじゃないか あの日の風よ もう一度吹け まだまだ行けるぜ 俺たちは 北海道から この国の果てまで 心の地図には 続きがある あの日の風が 背中を押す 人生の旅は まだ終わらない 走ってきた道 出会った仲間 すべてを胸に また走り出そう [Outro] (ギターとピアノだけが静かに残る) あの日の風を 覚えているか 俺たちはまだ 走れるじゃないか ……また、どこかの道で会おうぜ。 (遠ざかるエンジン音)