
まばたき数秒 置き去る心拍 皮膚の内側へ潜り込む感覚 指先ひとつで崩れる均衡 呼吸の深度で変わってく温床 体温 奪って 混ざって 濁って 存在値ごと書き換えて 「好き」じゃ軽いよ 質量不足 君で満たしても空洞が増幅 視界に居ないと酸素が薄い 静寂ひとつで神経がうるさい 正常なんてとうに圏外 壊れてるほど綺麗な存在 もっと もっと 深くまで沈めて 脈拍 同期して 別個体を終了して 抱きしめても まだ飢えてる 心臓ごと縫い付けたい 君の鼓動で眠りたい 僕の終点を書き換えて 離れるくらいなら壊して 終わるくらいなら止めていい 半端な未来はいらない 同化するまで愛させて 瞳孔反射 揺れる残像 触れた場所だけ熱を持つ現象 耳鳴りみたいに居座る声 消音不能な精神汚染 爪痕 歯形 残して証明 消えない傷ほど安心を形成 足りない 足りない どれだけ重ねても空白が消えない 独占欲さえ追いつけなくて 存在全部飲み込みたくて 優しさより深い場所で 君を閉じ込めたい衝動 ねえ 全部 奪っても足りないよ 愛情の容量が もう限界を越えてる 抱きしめても まだ飢えてる 神経ごと繋ぎ合わせたい 君の痛みも飲み込みたい 隔たりごと溶かして 離れるくらいなら壊して 失うくらいなら終わらせて 綺麗な愛じゃ物足りない 狂うほど深く染まって 愛してる だけじゃ浅すぎる 好きだよ だけじゃ届かない 呼吸 記憶 細胞 全部 君仕様へ侵食されたい 抱きしめても 抱きしめても 埋まらない場所が疼く 君と僕じゃ足りないなら ひとつになるしかないだろ 離れる未来があるのなら その前に壊してしまいたい 救いなんかじゃなくていい 終わりごと抱き締めたい 融けて 融けて 透けて 消えて 最後に残る名前も 君だけでいい

