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おとぎ話の夏2

V6

木漏れ日が揺れる秘密の島で、鳥たちのさえずりが夏の始まりを告げる。 心の中に描いていた、とびきり甘い情景が深く、今ここから動き出す。 弾むような足取りと手拍子を重ねて、光の粒を集めよう。 ずっと心の奥に大切にしまっておいた景色。 それは森の中にふわりと浮かぶ、街の灯りのよう。 孤独だった時間を飛び越えたその先には、 おもちゃの箱をひっくり返したような、煌めく世界が待っている。 これはきっと、誰もが夢見る夏の熱狂。 おとぎ話の世界が、今目の前に広がっている。 色鮮やかなバラの花々に立ち止まり、 僕たちがそっと指先で触れ合うとき。 ただ恋に落ちていく、魔法みたいに深く。 万華鏡のようにクルクルと変わる景色の中、 おもちゃのキーボードが不思議なアルペジオを奏でる。 少しだけ歪んだテープの音色が、 ふたりの距離を曖昧に、そして鮮やかに溶かしていく。 ふと視線が交差するたび、彼が静かにこちらを見つめている。 (僕はただ、抗えずに落ちていく……) 甘い音の波に包まれて、呼吸さえも忘れるくらい。 終わらない夏の熱狂。 おとぎ話の世界を、ページをめくるように二人で進もう。 色鮮やかなバラの花々に立ち止まり、 僕たちがそっと指先で触れ合うとき。 ただ恋に落ちていく、魔法みたいに深く。 きらめくシンセサイザーの波にのって、 重力を忘れたように宙を舞う。 Deep and now... start Just as we fall in love (鮮やかな夢のまま、フワリと溶けていく……)