幸せでいてほしい ……本当に? 俺のいない場所でも? 君がこぼしたその名前を 何でもないように飲み込んだ 喉の奥に刺さったまま 今も静かに息をしてる 誰と過ごした昨日より 俺に見せない顔が憎い 君が笑ったその理由に 俺がいないことが憎い 知らなくていい 知りたくもない それでも耳は 扉の向こう ……開けろよ 幸せでいてほしかった 俺の隣で 俺だけを見て 君の自由を愛したと 綺麗な嘘で飾りながら 誰にも言えない願いほど 胸の底では声を上げる 君が俺を選ばないなら ……誰も選ぶな 優しい男でいたかった 余裕のある顔をして 君の知らない時間さえ 愛せるふりをしていた だけど本当は知りたかった 何を話して 誰と笑った 聞けば惨めになるくせに 聞かずにいれば狂いそうだ 信じてるんだろ? ……ああ だったらその手を どうして握りしめてる? 許したいんじゃない 許されたいんだ 君を疑う この俺自身を 愛していると言いながら 君の世界を狭めていた 俺の知らない幸せなら そんなものなど見たくなかった 優しさなんて呼ばないで これは祈りに似た欲望 君を傷つけたくないのに ……傷つけばいいと思った やめろ…… そこまでは 思っていない じゃあ なぜ あいつと笑った夜だけ 不幸になればいいと願った? ……違う お前が欲しいのは 愛じゃない 黙れ…… お前が欲しいのは 自分が一番だという 証拠だろ? 幸せでいてほしかった そんな言葉を吐くたびに 君の幸せを測ってた そこに俺がいるかどうかで 愛していると叫ぶほど 愛されたいが溢れ出す 君を失うことよりも 選ばれない俺が怖かった やっと言えたな 君が欲しい 君が欲しい 違う 君の中にいる 特別な俺が欲しい ……俺は 君を愛していたのか? 自分を愛してほしかっただけさ