[Intro] [Verse 1] 朝からカレーのつもりだった 昼のチャイムで蕎麦になった 角のカレーは火曜日 今日はたしか木曜日 駅裏の店の焼き魚 あそこはご飯がおかわり自由 腹は魚と言ってるけれど 足はカレーの方へ行く [Pre-Chorus] 信号ひとつ渡ったら 昨日のラーメン思い出す 二日続けちゃいけないなんて 誰が決めたわけでもない [Chorus] ああ あれもいい これもいい あの店の窓が開いている ああ あっちかな こっちかな 暖簾の前を通り過ぎる 一度曲がって また戻り 向こうの角まで行ってみる 腹はさっきから鳴っている まだ一軒も入ってない [Verse 2] ラーメン屋には列ができ 最後尾には七人目 これなら待てる いや待てない 時計を見たら十二時半 隣の店の焼き魚 今日の日替わり鯖の味噌 さっきはあんなに食べたくて 今見るとなぜか違うんだ [Pre-Chorus 2] 財布の中には千円札 定食だって食べられる 昨日の夜は三秒で 晩ご飯を決めたのに [Chorus] ああ 肉もいい 魚もいい カレーの匂いも捨てがたい ああ 行こうかな やめようかな 店の前までまた来てる さっきの列は短くなり そのぶん時間も短くなった 右に曲がれば蕎麦屋さん 左に曲がれば行き止まり [Bridge] 残り時間は十五分 店まで歩けば片道五分 注文してから何分だ 食べ終わるまで何分だ 急げば間に合う たぶん間に合う いや そもそも何を食べる もういい 今日はもういい そう言いながら引き返す [Final Chorus] ああ あれもいい これもいい 今ならどこでも入れそう ああ あっちかな こっちかな 気づけばいつもの階段だ 靴の裏には街の埃 ポケットの中にはレシート 昼のために歩いた道を 昼の終わりに戻ってきた [Outro] 棚の奥からひとつ取り やかんに水を入れてみる ふたを半分めくったら 線までお湯を注ぎ入れ 窓の向こうはいい天気 時計の針は進んでる 三分待った。 [END]