
知ってる あなたは この子たちの 最後の守り 折れないように 汚れないように その薄い体で 白い二人を 抱いていた でも わたしはモンスター あなたの守る子たちを 奪い去るもの わたしの前には 餃子が並んでる 湯気を上げて わたしを呼んでいる わたしの爪は 無慈悲に あなたをなぎ倒す ぺりぺり ぺりぺり ごめんね あなたはただ 守っていただけなのに ぺりぺり ぺりぺり お腹を空かせた モンスターは あなたの体を 引き裂いた 抱き合う二人 無力ね わたしは にやりと笑う パキッ 軽い悲鳴を上げて 二人は 引き裂かれた 大丈夫 悪いようには しないから 白い二人は 餃子の前へ 連れていかれる ぺりぺり ぺりぺり 泣いているの 破かれた守りが テーブルの上で まだ 叫んでいる ぺりぺり ぺりぺり もう遅いの この食卓は わたしのもの あら あなた まだそこにいたのね あなたには まだ 役に立ってもらうわ わたしは彼を 無慈悲につかみ上げ その体を 折り曲げる カサカサ カサカサ 上がる 断末魔 ほうら 箸置きにすれば まだあなたたちは 一緒にいられるわ 感謝 することね そして 指に痛み ささくれだった 割り箸が わたしに 刺さる あなたはまだ 抵抗していたのね やるじゃない あなた 見込みあるわ わたしは にやりと笑う ぺりぺり ぺりぺり ごめんね あなたは 最後まで 守ろうとした パキッ パキッ 白い二人を 手に取って カサカサ カサカサ 折り曲げた守りを そっと置く 餃子は まだ わたしを呼んでいる ぺりぺり ぺりぺり 破かれた守り パキッ パキッ 引き裂かれた二人 カサカサ カサカサ まだ泣いている 薄い体 それでも わたしは 手を合わせる いただくわ

