[Verse 1] カルティエ通り 午後四時 紙袋 腕にぶらさげて ゆっくり歩く 人の波 君の歩幅 思い出してた ガタンゴトンって 遠く汽笛 線路の上 きしむメロディ 乗り遅れそうな毎日に ひとりだけ 置いてかれたみたい [Chorus] カルティエ通りの匂いが まだ胸の奥 離れない 曖昧なままの好きと嫌い どっちつかずで 苦くて甘い 「急がなくていいよ」って あの日窓から見た海岸線 ゆっくり進む 車の列 君の声だけ はっきり聴こえる [Verse 2] 急行バスの 座席シート 寝たふりして 窓に映る顔 あの頃より 大人だけど 心だけ 制服のまま 海の家並ぶ 細い路地 炭の匂いと 潮のざわめき 夕焼け色のアイスとか ふたりなら 笑って選んでたね [Chorus] カルティエ通りの匂いが まだ胸の奥 離れない 「また今度ね」で途切れた日々 言えなかった 小さなごめん 「急がなくていいよ」って 君がくれた のんびりな時間 早足ばかり覚えた今 立ち止まるたび 君を探してる [Bridge] もしあの電車に乗らずに 遠回りする選び方 知っていたなら 今日だって 隣で他愛ない話してたかな [Chorus] カルティエ通りの匂いが ふとした瞬間よみがえる 曖昧なままの好きと嫌い まだどちらにも 決められない 「急がなくていいよ」って 誰かの声が風に混じる 早く進めって世界が言う わたしだけ 少し遅れて行く


