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拍手のない祭り

V5.5

頭の 裏で 海月が 光っている 言葉に なる前の 何かだった 骨まで 濡れた ネオンの 魂を 星空みたいに 干した 部屋 窓の 向こうで 透明な 動物が 誰かの 夢を 食べていた 静かだね 世界は こんなにも 騒がしいのに 失くした旋律が 空中で 群れを 作る 拍手の ない 祭りで 僕らは 光を 切っている 明るさに 殺された 夜の 残骸で できた 歌 ららら なんて 言えないほど 美しく 壊れている 心臓の 中に 白い 砂漠がある 指先から 砂嵐が 吹く 透明な 階段を 降り続ける 人たち どこへ 行くのか 誰も 知らない それなのに 靴音だけが やけに 正しい あぁ 水のない 水族館で 泳ぐ 星々 信号機は 青のまま 夢だけが 渡れずにいる ぱりん ぱりん ぱりん って 未来の 標本が 割れる 音 その 破片を 飲み込んで また 明日を でっち上げる 拍手の ない 祭りで 僕らは 今日も 光ってる 誰にも 見えない 傷跡ばかり 鮮やかに 正解よりも 夢よりも 正しい 間違いとして 歌え 歌え 星の 滓が なくなるまで 頭の 裏で 海月が 光る まだ 言葉に なれないまま。