紀州の山は 青く輝き 海は 青く澄みわたる 秀吉総大将 秀長副将 十万の兵 土煙をあげ 根来の寺が 火の海となり あふれる刃に 空さえ朱い されど 我らは折れはせぬ 心にひとつの 旗がある 我らは雑賀惣国の民 自由を守る 大地の戦士 豊臣兄弟 何するものぞ 魂は砕けぬ 太田城 弓は折れ 矢も尽きて 鉄砲の轟音も 鳴らず 冷たい水が足をさし 仲間の声が かすれど なおも 前を向く 多勢に無勢 やがて降伏すれど 紀州の空は 青く 青く 涙じゃない 悔いでもない 誇りを胸に 城を去る 我らは雑賀惣国の民 誰にも縛られぬ 自由の民よ 豊臣兄弟 何するものぞ 名は残らずとも 心は永遠に おお 紀州の風よ いまも聞こえるか 太田城に散った 誇り高き声 我らは雑賀惣国 誰にも支配されない 自由の戦士 豊臣兄弟 何するものぞ! その旗は 今も 空にたなびく