[Verse 1] 読みかけの叙事詩 ページの端 折ったまま 君の指の跡 インクより まだ濃くて 名前さえ出てこない 英雄たちの運命より テーブルに置かれた ぬるい紅茶が 気になってた [Chorus] はくめいのなかで 君が笑った 「物語は 続きなんていらない」 カーテン越しの 朝と夜のすき間 君の横顔だけが やけに鮮やかで [Verse 2] 読み返すたびに 違う声が 聞こえるんだ 君が途中で閉じた その先の 静けさまで しおりにはメモ書き 小さな字で「ここが好き」 滲んだインクだけが あの日の答え 知っている [Chorus] はくめいのなかで 君が笑った 「幸せは 書き足せば壊れるよ」 ページの端で 途切れた台詞より 言えなかった「行かないで」が まだ眩しくて [Bridge] 窓辺の本棚 空いた場所が ひとつ 君の抜けた一行 読めないまま 抱きしめてる (ああ) はくめいのなかで 君が残した 読みかけの 静かなさよなら 閉じられないままの 叙事詩の続きに 君の名前をそっと 書き足してみる



