
ポケットの奥に 小さな琥珀 指先に触れる かすかな音 包み紙をほどけば 光がこぼれ 懐かしい日々が 静かに香る 一粒 口に含めば 時間がゆるやかに ほどけてゆく 琥珀色の 甘い雫 舌の上で ゆっくりと溶ける 急ぐことなど もう何もない やさしい甘さが 心をほぐす 縁側の午後 湯気立つお茶 差し出された 小さな手のひら 派手さはなくとも 飽きのこない味 何度でも また手を伸ばしたくなる 忙しい日々の 合間にひとつ それだけで 世界がやわらぐ 琥珀色の 甘い雫 舌の上で ゆっくりと溶ける 急ぐことなど もう何もない やさしい甘さが 心をほぐす 噛まずに待てば 深まる甘み 透きとおる 金色の記憶 素朴という名の 贅沢を この一粒が 教えてくれる 琥珀色の 甘い雫 口の中で 静かに溶けて 思い出ごと 抱きしめたなら 明日もきっと やさしくなれる U-HA mi ka ku tou...

