君は本を置き忘れた 2段目の棚に 折り畳まれたページ 君がそこにいた マグカップの染み 台所のメモに 「後で電話して」って書いてあったのに 君は手紙をくれなかった 僕たちはただの糸だった 強く引っ張られすぎて ついに血が滲んだ 僕たちは続くと思っていた 僕たちは修復できると思っていた 物語の中には、最後には途中で終わってしまうものもあるんだろう 僕たちはただの糸だった 君の古いシングルベッドで 途切れていく 僕は抱きしめ続ける 君は進み続ける 有限の糸 君のジャケットが掛かっている 傾いたドアのそばに 袖はまだ捲り上げられたまま まるで4歳の頃に戻ったみたいに 僕は声に出して話す 君の名前を聞きたくて 犬に伝えて 君はまた家に帰ってくるって 僕たちはただの糸だった 強く引っ張られすぎて ついに血が滲んだ 僕たちは続くと思っていた 僕たちは修復できると思っていた 物語の中には、最後には途中で終わってしまうものもあるんだろう 僕たちはただの糸だった 途切れていく君の古いシングルベッドをずっと抱きしめている 君は進み続ける 終わりの糸(ああ) 終わりの糸


