
ねえ、見て……真っ白。 綺麗でしょう? …息が……できなくなるくらい。 まつ毛に触れた 星の欠片 結晶は静かに 脈を止める 世界が白く染められて行く あなたの嘘も 私の汚れも 全てが平等に 消えていくの 吐息は白く 空に溶けて 指先の感覚は 遠い夢の中 ねえ、そんなに震えないで ただ「無」に包まれるだけ 狂おしいほど 純白のドレス 降り積もるたび 心は凍てつく 美しすぎて 息ができない このまま雪の一部になれたら あなたの名前も 忘れてあげられる 優しく抱いて ダイヤモンド・ダスト 静寂が耳を刺す 舞い落ちる羽根は、冷酷な刃 逃げ道なんて …最初から無かったの 積もる重さに、骨が軋む音がする… ……ねえ、こんなにも心地良いなんて ……おかしいでしょう? 赤く、赤く、染めてみたいの この真っ白なキャンバスに 私の熱を ぶちまけたら あなたは笑ってくれるかしら? 狂おしいほど 純白の檻 閉じ込めて 誰にも触れさせないで 美し過ぎて 壊してしまいたい 溶けることのない 永遠の眠り もう何もいらない 光さえも 白銀の底で 踊り続けましょう ふふっ、綺麗…… 冷たいね…… 安心して…ここは私たちだけ… おやすみなさい…

