コンビニ

https://x.com/dVGBP2SIqE55447 五月雨 2025 Oh…Oh…Oh…Oh, Oh, Oh… Oh…Oh…Oh…Oh, Oh, Oh… 蛍光灯の下　浮かぶ顔色 無愛想なまま　お札を数える レジの音だけが　静寂を裂いて 流れるBGM　どうでもいいや 酔っ払いが絡んでくる 「笑えよ」なんて無理な話 缶ビールの数だけ増えて 今日も誰かが夜に溺れる 夜がまた来る　月だけが見てる 心の値札は　もう剥がれかけてる 「いらっしゃいませ」と　口が動いても 本当の声は　どこへ行った？ Oh…Oh…Oh…Oh, Oh, Oh… 品出ししながら　考えるフリ この先のことは　棚の奥の方 期限切れの夢　捨てるみたいに 明日も適当に生きてくんだろう 深夜二時のガラス越し 映る自分は誰なんだろう スキャンするたびに消えてく あの日の私の温度 夜がまた来る　終わらないループ 冷めたコーヒーと　溜め息のリズム 「ありがとうございました」　機械みたいに 今日も私は　ここで朽ちる 朝焼けが滲んで　空が白ける 帰り道の風が　少しだけ優しい だけどまた明日も　きっと同じ やさぐれたまま　ここに立つ 夜がまた来る　でもどこか違う 冷めたコーヒーが　少し苦くなる ポケットのレシート　丸めて捨てた 昨日と今日は　何が違う？ 「ありがとうございました」　言い飽きた声 誰も聞かない　深夜の独り言 それでも私は　ここに立つ そんな自分に　ただ苦笑い タイムカード押して　やっと終わりだ 制服脱いで　少し息をつく 「お疲れさまでした」　小さくつぶやく それだけでいい　それだけでいい