
[Verse 1] 白い廊下 朝の光 車椅子を押す 小さな背中 「今日は検査が多いね」 笑ってみせる その声だけが 少しだけ 震えていた 「お父さん…」 ブレーキくらい 自分でできるでしょ 心の中で そう言ってしまう 言葉にはしない だけど胸が 少し痛い --- [Pre-Chorus] 番号ふだが 静かにともる 消毒のアルコールの匂い 誰も急がない時間 --- [Chorus] 今日も ここにいる 泣かなくていい 誰にも見えない涙も きっと 誰かは知っている 白い光が そっと肩に おりるように 今日も ここにいる --- [Verse 2] さいけつしつの前 窓際に座る 白い服の ちゅうせいてきな 青年 かんごしさんが笑う 「今日は元気そうだね」 青年も静かに ほほえむ その笑顔が あまりにも優しくて 私は思わず 視線をふせた 「今日は… そんなこと考えてる場合じゃないのに…」 --- [Bridge] お父さんは 今日も昔のまま 私を まだ子どもだと思ってる 私は もう大人になったのに 少しだけ 誰かに甘えたくなる日もある 車椅子の音だけが 長い廊下に響いていた --- [Final Chorus] 白い光のなかで 誰も悪くない 病気も 弱さも ため息も みんな 今日を生きている 見えない優しさは 消えたりしない 誰にも気づかれなくても 愛した時間は なくならない 今日 流した涙も 今日 支えたその手も きっと 天にしまわれていく だから 安心して 今日を生きよう 白い廊下の向こうで 春の ひかりが揺れている そして誰かが 静かに歌う 「ここにいるよ」 いつまでも ここにいるよ

