[Intro] 静かな風 胸の奥で 何かがうずく [Verse] あの日ここで すべてが始まった それなのに俺は 何も知らなかった この力の意味を 知りたくて 向き合いたくて またここに来た [Pre-Chorus] 触れた瞬間 光が走る 隠されていたものが 姿を現す [Chorus] 真実が怖い それでも進む 目をそむけたくない この力が どこから来たのか それを知りたいだけ [Verse 2] 消えたはずの答えが そこにある 壁に刻まれた形が 俺と同じで 胸がざわついた これは何だ [Pre-Chorus 2] もしこの力が 何から生まれたとしても 何を選ぶかは 俺が決める [Chorus] 真実が重い それでも知りたい この力の意味を この運命の訳を それを知りたいだけ [Bridge] 何かが近づく 真実を知った その瞬間に 試されてる 俺の覚悟 この答えを 今示す [Build-Up] 光があふれる 呼び覚まされる 奥の力 ここで決める 俺の答えを [Drop] Born from the dark or light 闇から生まれても This power now is mine 俺は俺だ 真実が何であれ 俺が選ぶ道がある 作られた力でも 使うのは俺だ Stand in the shadow's eye 影から見つめるまなざしも I choose what's right for me 俺が正しさを決める この装甲の意味が 闇にあったとしても 今灯るこの光は 俺が選んだ色だ [Pre-Chorus 3] 真実を知っても 変わらないものがある 守りたいその気持ちは 嘘じゃない [Final Drop] Face the truth, embrace the pain 真実を受け入れる No more fear, no more doubt 恐れも迷いもない この力の意味が どこにあったとしても 今この胸に灯るのは 俺の意思だ Fight with all I've become Not what I was meant to be 決められたものじゃない 作られた運命でも 俺が書き換える この意思が本物なら 未来は変わる [Final Chorus] 真実を知った それでも俺はここにいる この力の意味を 俺が決める この手でつかむ 俺だけの答えを [End] 【Episode Story】 【第13話・遺跡の奥に眠る真実】 山奥の遺跡。崩れた石柱の間を、静かな風が吹き抜けていた。主人公と幼馴染の父が、その前に立っている。父は腕を組み、遺跡を見上げた。 「……ここだ」 主人公は静かに頷く。ここは、あの日。主人公がガルドの力を得た場所だった。父が歩き出す。 「この遺跡は何度も調査している」崩れた壁に手を触れる。 「だが結局、めぼしいものは何も見つからなかった。ただの空の遺跡だ」 主人公は遺跡の中央へ視線を向ける。あの日と同じ場所。父が続けた。 「だが君はここでガルドになった。ならば――まだ何か秘密があるはずだ」 二人は遺跡の中央へ進む。そこに立っていたのは――石碑。 かつて主人公がオルディアに襲われ、この石碑の装置が起動し、主人公がガルドとなった場所だった。父は石碑を見つめる。 「これも何度も調べた。しかし……今はもう、ただの石にしか見えない」 主人公はゆっくりと近づく。石碑の前に立つ。その瞬間。――ピッ 微かな電子音。石碑の紋様が淡く青く光った。父が目を見開く。 「……反応した?」低い振動が遺跡を揺らす。 ゴゴゴ……。石碑が横へと動いた。 その下から現れたのは――地下へと続く階段。父が呟く。 「……隠されていたのか」 主人公は階段の奥を見つめる。父が低く言った。 「私たちは……この遺跡の入口しか見ていなかったということか」 二人はゆっくりと階段を下っていく。その先に広がっていたのは――巨大な空間だった。石造りではない。壁には古びた金属構造が露出している。崩れた装置。割れた端末。床には複雑な配線の跡。父が息を呑む。 「これは……研究施設だ」主人公も周囲を見回す。壁には無数の図が刻まれていた。人間の神経構造。未知の生命体の構造。 そして――装甲を纏った戦士。父が低く呟く。 「ガルド……」近くの端末に触れる。装置が微かに光り、古い記録が浮かび上がった。父は画面を見つめながら読み上げる。 「……ガルドシステム」主人公が父を見る。父は静かに続けた。 「このシステムは……精神体、いわば魂のような存在を変化させ、物質化させるシステムらしい」 主人公は思わず声を上げる。 「え?」 父は別の記録を開く。そこに残されていた文章を読み上げた。 「オルディアは、元々肉体を持たない存在」主人公の目が見開く。父は続ける。 「この記録によると……オルディアとは、もともとは肉体をもたない精神体のような存在だったらしい」画面には光の粒のような存在の図が映る。 「彼らは思考することはできた。だが肉体をもたなかったことで、世界に直接干渉することができなかった」父は施設全体を見渡す。 「だから――自由に動くことのできる肉体を求めた」主人公が呟く。 「……それが、このガルドシステム?」父はゆっくり頷く。 「そういうことになるな。この施設は……オルディアが肉体を得るための研究所だったということだ」 静かな空気が流れる。主人公は壁に刻まれた装甲の図を見つめていた。ガルド。自分が今、纏っている力。父の言葉が胸の奥で重く響く。 「ガルドは……オルディアによって作られた……?」主人公の声は、わずかに震えていた。だが主人公の頭の中では、別の言葉がよみがえっていた。前回の戦いのとき。オルディアが言っていた言葉。 『ガルドシステムは、感情を増幅し、覚醒へ至らせる装置』 『覚醒したガルドを吸収すれば、その到達情報は我々へ統合される』拳が、無意識に握られる。主人公は小さく呟いた。 「……じゃあ」声がかすれる。 「俺が守るために使ってきたこの力は……」視線が床へ落ちる。 「最初から、あいつらのものだったのか」 父はすぐに答えなかった。研究施設の機械音だけが静かに響く。主人公の胸の奥で、別の言葉が浮かぶ。オルディアから告げられた言葉。『進化の鍵』 自分は――狙われていた。ずっと。主人公はゆっくり息を吐く。そして小さく首を振った。 「……でも」視線を上げる。 「薄々、気付いていました」父が主人公を見る。主人公は静かに言った。 「オルディアは、ただ俺を倒そうとしていたわけじゃない。怒りという強い感情を引き出してガルドを覚醒させようとしていた。俺を……進化の材料にするために」 研究施設の空気が重く沈む。主人公は壁のガルドの図を見つめた。 「それでも」静かに続ける。 「この力を、俺は正しく使いたい。オルディアが人類の敵で、俺を進化の材料として狙っているとしても――」 視線を上げる。 「この力があいつらのものだとしても、使うのは俺だ」 拳を握る。 「だから俺は、この力で人を守る」 探索が一段落したあと、父は腕を組み、ゆっくりと口を開く。 「オルディアは完成したガルドシステムを使い、あの強靭な肉体を得た。そして人類と敵対し、地上を支配しようとした……そういう歴史だったということになるのか。だが、疑問が残る」主人公が父を見る。父は静かに続けた。 「仮にガルドがオルディアによって作られたのだとしたら。精神体だった彼らが、どうやってこの研究施設やシステムを作り上げたのか」 父は壁の装置を見上げる。 「そしてもう一つ」声が低くなる。 「なぜ――数千年前、自分たちが作ったガルドとオルディアは敵対することになったのか」 研究施設の奥に、静かな闇が広がっていた。 その瞬間、低い振動が遺跡を揺らした。ゴン……主人公が振り向く。 「……今の音」研究施設の奥。暗闇の中で影が動いた。一つではない。複数。ゆっくりと姿を現す。オルディア。歪んだ肉体。不自然に伸びた四肢。人の形をかろうじて残した異形。父が息を呑む。 「……オルディア」暗闇の奥から、さらに影が現れる。 一体。 二体。 三体。 次々と。まるで――何かに呼び寄せられるように。主人公が前へ出た。 「下がってください」父が一歩後ろへ下がる。オルディアの群れが一斉に動いた。その瞬間。主人公の体が光る。装甲が展開する。ガルド、起動。青い光が装甲を包み込む。第二形態。父が呟く。 「それが……覚醒ガルド」オルディアの群れが迫る。主人公は一歩前へ出た。 「……来い!」 オルディアが襲いかかる。ガルドが構える。青い光が研究施設の奥を照らした。戦いが始まった。



