十トンの楽しい 笑ってる 軽そうやろ それが罠 入口だけは 明るくて 底の深さは 見せへん ひとつ拾って またひとつ 光る宝を 胸に入れる まだ足りへん そう思って 手が伸びる 小さな宝 可愛い顔 重さなんて 感じへん 持ち上げられない 未来なんて 思いもせん 積もっていく 音もなく 笑ってたはずが 足が沈む 十トンある 宝たち 重たいねん ほんま無理 持ち上がらへん 沈んでく 抱えたぶんだけ 光るけど 体はゆっくり 沈んでく 戻る道は 消えている 不思議やろ 重たいねん ほんまやで 腕やなくて 時間ごと 減らせばええのに 離せへん 欲張りさん 夢も理屈も 吸い込まれ 宝だけが 残ってる 十トンある 宝たち 重たいねん ほんま無理 持ち上がらへん 抜け出せへん 十トンある 宝たち 重たいねん ゆっくりと 頭の先まで 沈んでく 沼の底で まだ光る 楽しいはまた 次を呼ぶ