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スチームの向こう側

石畳の交差点に 白い煙が昇るの 夜明けを待つ街角を 馬車がゆっくり駆けてく 街灯だけが残る道 眠気混じりの空気まで 昨夜のジャズを引きずって まだ踊っているみたい 煙の隙間流れるように 肩を並べて歩いてる 言葉より先に足音が 同じテンポを刻んでた スチームの向こう側から 朝の光が差し込む 長い夜更けを包みながら 街を染めてゆく スチームの向こう側から 馬車のリズムを乗せて 音楽の続きのように 時が流れてく 新聞売りの呼び声が 遠くの通りまで響いてる 角を曲がればパンの香り 煙突から空へ伸びる 誰も急がぬ朝だから 信号さえも気まぐれで 並んだ影が石畳を 長く引きずっていた 眠らない街と呼ばれても 少し静かな時があるの そんなひと時分け合って 歩幅を合わせてたわ スチームの向こう側から 朝の光が差し込む 長い夜更けを包みながら 街を染めてゆく スチームの向こう側から 馬車のリズムを乗せて 音楽の続きのように 時が流れてく 高いビルはまだ少なく 空まで広く見渡せる レンガの壁に反射した 陽射し通りを走る 誰かが窓を開けるたび 新しい一日が始まる 昨夜の余韻を残したまま 街は目覚めていくのよ スチームの向こう側から ま 毎日同じように 柔らかな朝を連れながら 街が動き出す スチームの向こう側から 馬車の音に包まれて 賑わい始める大通りを 眺めていたのよ スチームの向こう側から 太陽が昇る前に 名残りだけを置いていった 夜を見送って スチームの向こう側から 白い煙とともに あの朝のニューヨークだけは ずっと忘れないわ