
閉じたままのアルバムが かすかに息をする 夕焼けの匂いと 掃除後の床の光が戻ってくる A quiet page still warm, breathing in dusk light 教室の記憶 窓辺の反射 指でなぞった午後 机のすみに残る 小さなイニシャル 卒業の歌 出だしを誰が外したっけ 笑い合う影が まだカーテンの向こうで揺れる I hear the soft off-key start, and we laugh in the sun 非常階段 錆の色の風 「大人になったら」を うまく冗談にした日々 手放したものと 抱き直したものが いま 同じ見開きに並んでいる Dreams we dropped, dreams we kept—open on the same spread さよならは終わりじゃなかった 二十年越しの道の途中 響け 響け 胸の奥の合図 今日を越えて あの日を照らす Goodbye wasn’t the end—just a road turning bright Call it back, call it home: we light up the night いまの私 満員電車 メモに走るペン先 帰り道の画面に ふいに浮かぶ昔の写真 膝のかすり傷は 放課後の勲章 消えなかったのは 痛みじゃなくて誇り On a crowded line, I smile—proof I made it through 短い案内 「集まろう」の五文字 それだけで鼓動が 階段を駆け上がる 制服は箱の底 でも歩幅は変わらない あの頃の速さで 心が走り出す Five letters, one spark—meet, and the heartbeat runs さよならは終わりじゃなかった 二十年かけて意味になる言葉 響け 響け 呼び合う名前 光るグラスに 茜色を注いで Raise the glass, say our names—here’s to second light 校門の脇 埋めたタイムカプセル 拙い字で「未来の私へ」 「泣いてもいい でも前を向け」 あの時の私が いまの私を抱きしめる To future me, it read: “It’s okay to cry—keep going.” さよならは終わりじゃなかった ひとりじゃない 空は見ていた 響け 響け 小さな灯り 遅くなったけど ちゃんと届いた I’m not alone—the sky kept all our vows さよならははじまりだった 君と選んだ道は まだ続いてる 響け 響け この願いの芯 「また会おう」じゃなく 「もう一度はじめよう」 Not “see you,” but “start again”—right here, right now 通学路だった坂を 子どもと下る朝 同じ風が 違う背中を押す 手を振ろう 新しい日へ 思い出は 未来をひらく合図だから Wave to the dawn—memories are keys to tomorrow

