村を出た夜 振り返らなかった 呪いが腕に宿っても それが俺の道だと知っていた 誰も悪くない それでも世界は裂けていく 人と森の間で 俺はただ立っていた 怒りに呑まれそうになる度 それでも目を開けていた 呪われた腕で それでも弓を引く 憎しみじゃない これは覚悟だ 生きろ と言われた その意味を探しながら 俺は今日も この道を行く タタリ神の怒りは 誰かが歪めた傷の叫び モロの瞳の奥に 人への憎しみと悲しみを見た サンの目に宿る 人でも獣でもない孤独 それでも生きている その強さだけが本物だった 答えなんて最初からない それでも諦めなかった 呪われた腕で それでも弓を引く 憎しみじゃない これは覚悟だ 生きろ と言われた その意味を探しながら 俺は今日も この道を行く シシ神は命を奪い 命を与えた 人も森も 同じ光の中にいた それでも朝は来る それでも花は咲く 呪いが解けた腕で 俺はまだここにいる 呪われていても それでも弓を引く 憎しみじゃない これが生きることだ 生きろ と言われた その声が今も聞こえる 俺は今日も この道を行く まだ 終わらない