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Room808Rebuild −深海魚 with BACK LINE-

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V4.5+

夜の団地に灯る 八階の窓、風にゆれてる 808号室、カーテンに穴 光がひとすじ、朝に滲む 会社辞めたのは 三ケ月前 「がんばれ」って声だけ 刺さるのはなぜ この部屋は箱舟、私は抜け殻 起きて寝て、食べて泣いて、また一日が終わった 下の階の子のピアノ ドレミファソラ 正午にはカレーの匂い そっと鼻をさす エレベーターに写る、私の顔 “ふつう”のふりはもう うまくなったと思う 彼から最後にもらったLINE 未読スルーがずっと、スクリーンに沈んでる でも、乾いたこの街の隅っこで 誰かの咳払いが 妙に愛しくなる 理由なんてなくても、少しだけ 私はここにいてもいいって 思えた気がした 老夫婦のベンチ 午後三時の夢 ポストに詰めこまれた チラシも命してる 耳障りなカラス 窓ガラス越し その鳴き声すら 今日は音に聴こえた 孤独に慣れてしまった身体 もう一度、触れてほしいって 怖くて云えないだけ でも、誰かの名前呼ぶ声が 階段にこだまして ふっと涙が出た 忘れられていくのも、少しずつ 悪くないと思える日が、あるなんて知らなかった 恋も夢も、もういらないって 何度も云い聞かせた胸の奥 なのに季節の匂いに泣きそうになる 「生きていたい」と思ってしまった この808号室から見える 団地の空は 今日も蒼くて 誰にも気づかれずに変わる日々を 少しずつ、私は抱きしめている 乾いた空気の中、 私は今日も、生きてる