降り続く雨に 足音が消される 貴方と歩いた道を 一人で歩いてる 名前を口にすれば 何かが終わりそうで 唇まで来た言葉 胸へ戻してしまう 傘を伝う雫だけが 静かに時を数えてる 貴方のいない街にも 朝はやって来るのね 雨は優しすぎて 私のことを包み込む 肩越しに見送った背中だけが 今も時を止めている 一人きりの夜は 思い出だけが話しかける 「元気でね」その一言だけ 言える勇気が欲しかった 濡れた髪を結ぶ 若草色をしたシュシュ 鏡の向こう側には 無邪気な私がいる あの日の約束は 誰も責められなくて 好きになったぶんだけ 寂しくなる気がした もしも時を戻せたとしても きっと同じ恋を選ぶわ 傷つく未来を知っていても 貴方に恋するでしょう 雨は優しすぎて 心の隙間を埋めてゆく ひと駅分だけ歩くたびに 貴方に近づく気がする 眠れない夜更けは 窓の雨音を聴いている 誰にも言えない寂しさを いつまでも抱きしめながら いつか今日を 懐かしいと言える頃には この切なさも 愛だったと気づくのかな 雨は降り続いて 昨日をそっと流してく 貴方を好きだった私は どこにも消えたりしないの 雨は優しすぎて 私のことを包み込む 貴方を好きだった私を いつまでも見つめている


