
[Verse 1] 花を包んだ 若い日の手 誰かの庭に 季節を届けた お弁当を詰めて 荷物を運んで 知らない街を いくつも歩いた 誰かを守って 夜を越えたり 家を売ったり 直したり 振り返れば ずいぶん遠くまで ひとつの名前で 生きてきた [Pre-Chorus] 「何の仕事をしてる人?」 今でも時々 聞かれるけど ひとつに決める言葉なんて たぶん最初から なかった [Chorus] 私が集めてきたのは 肩書きじゃない この手に残った できることと 名前を呼べる 人との縁 終わった仕事も 消えてない あの日の誰かも 消えてない どの仕事が 今の私を作ったの? たぶん、全部。 [Verse 2] 夜の街では グラスの向こう 笑いながら話す 誰かの声を聞いた 言葉にならない 寂しさだって 黙って隣にいれば 見える夜があった 営業で覚えた 人を見ること ものづくりで覚えた 諦めないこと 人と仕事を 人と人を 繋いだ先に また道ができた 機械を磨いた この指先で 今は誰かの暮らしを支えてる 違う仕事に見えるけれど 使っている心は 同じだった [Pre-Chorus 2] 辞めたら終わりだと思ってた 若い頃には 気づかなかった 仕事は置いてきても そこで生まれた縁は 一緒に次へ来るんだね [Chorus] 私が集めてきたのは 肩書きじゃない 失敗も 技術も 出会った人も 全部 今日へ連れてきた 遠回りだった道ほど 不思議なくらい あとで繋がる どの仕事が いちばん役に立ったの? 選べないよ。 たぶん、全部。 [Bridge] 履歴書には 三枚じゃ足りない人生で 綺麗な一本道なんて 一度も歩いてこなかった だけど 花を知っているから 枯れる前に気づける 物を作ったから 壊れた理由を考える 人の話を聞いてきたから 「大丈夫」の奥を考える たくさんの人に出会ったから ひとりじゃ出来ないことを知っている I carried every road with me Every hand became a part of me [Final Chorus] 何者かになりたくて 働いてきたんじゃない その時 目の前にあることを できる私でいたかった 仕事が変わっても 私まで変わるわけじゃない むしろひとつずつ 私が増えていった あの日 覚えたことが 今日の誰かを助けてる あの日 出会った誰かが また誰かを連れてくる だからもう 「何屋さん?」って聞かれたら 少し笑って こう答えよう 私の職歴は 履歴書じゃない。 人と人がつながった 私の地図。 どの道が 今の私を作ったの? うん。 たぶん、全部。 [Outro] まだ知らない仕事も まだ知らない誰かも きっとこの先にいる だから私は また手を伸ばす 全部、ここにいる。

