えきの近くの踏切で 昔、事故があったんだって 彼女の身体は真っ二つ 上と下とに分かれたらしい それからずっと探してる 「アタシの足は何処いった?」 両手を器用に動かして テケテケ テケテケ 駆け回る 「この話を聞いた人は 必ず彼女に遭うんだよ」 ゲラゲラ笑う友達に 私の顔は青ざめる 「ユキちゃんは怖がりだね テケテケなんて居ないのに」 違うよ? 私は知っている 怪異は絶対居るんだよ 3日後の学校帰り 後ろから近づく音 テケテケ テケテケ テケテケ 私はすかさず逃げ出した 気づくと踏切前にいた テケテケ 足音もうしない ホッと胸を撫で下ろした時 私の耳に 凍りつく声 「見つけた…それ、アタシの足」


