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第1話「G組、始動!

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V6

[PROLOGUE – 校内放送 / チャイム / 足音] 「全員、席につけ!」 「また始まったぞ……」 「今年の問題児クラス、G組。」 「問題児じゃねえ!」 「……問題児だろ。」 「うるせぇ!」 [ドラムイン / ギターのハウリング] ナメんなよ G組だって 最初から捨てられたわけじゃねえ ただちょっとだけ 普通より 生き方がヘタクソなだけだ! [VERSE 1] 笑われたって 気にしねえ 怒られたって 慣れてるさ 「お前は無理だ」 「お前には無理だ」 そんな言葉は もう聞き飽きた! 絵を描くヤツ 歌うヤツ 踊り出すヤツ 授業中に寝るヤツ! 「おい! 最後のヤツ!」 「……俺?」 「お前だよ!」 「……すまん。」 「反省しろ!」 「はい。」 [突然ギターソロ] 「……ん?」 「誰だ? 今のギター。」 [静寂] 教室の隅 窓際ひとり 誰とも話さず 弦を弾く 黒いギター 傷だらけ 名前は―― 「Kenta。」 [Spoken] 「……何だよ。」 「お前、ギター弾けんの?」 「別に。」 「別にってレベルじゃねえだろ!」 「……うるせえ。」 [VERSE 2] Kentaはいつも 一人だった 話しかけても 目をそらす 音楽室にも 来なくなって 放課後ひとり ギターを弾く 「なんで一人なんだ?」 「……一人のほうが楽だから。」 「ふーん。」 「……なんだよ。」 「いや。」 「お前、寂しそうだな。」 [ギター停止] 「……帰れ。」 [CHORUS] 誰だって 隠してる 言えない傷を 抱えてる 強がって 笑ってても 本当は誰かを探してる 「ここにいるぞ!」 「……。」 「聞こえてんだろ、Kenta!」 「……知らねえよ。」 「だったら弾け!」 「は?」 「お前の言葉の代わりに ギターで喋れよ!」 [ギターリフ] ……ジャーン! [全員] 「おおおおお!」 「……バカじゃねえの。」 「でも弾いたじゃん!」 「うるせえ!」 [BRIDGE – 教師登場] 「Kenta。」 [音楽停止] 「……先生。」 「また一人で弾いているの?」 「……別に。」 「あなたは昔からそうね。」 「……。」 「人に合わせなくてもいい。 でも、人を遠ざける必要もないでしょう?」 「……俺には関係ない。」 「本当に?」 [短い沈黙] 「……帰ります。」 [Kenta exits] [VERSE 3 – 夜の学校] 放課後の 誰もいない校舎 窓の向こう 赤い夕焼け Kentaは一人 ギターを抱え 何度も 同じフレーズを弾く 「……クソ。」 弾いても 消えない 言葉にできない 胸の奥に 残った何か 「……俺は……」 [遠くから声] 「Kenta!」 「……またお前か。」 「探したぞ!」 「何の用だよ。」 「明日さ。」 「……?」 「みんなで音楽やろうぜ。」 「断る。」 「即答かよ!」 「俺は一人でいい。」 「……じゃあ一人で来いよ。」 「は?」 「G組は誰も強制しねえ。」 「やりたいヤツだけ来る。」 「……。」 「お前が来なくても、俺たちはやる。」 [沈黙] 「……勝手にしろ。」 「おう!」 [足音が遠ざかる] Kentaは黙って ギターを見る。 そして―― 「……勝手にしろ、か。」 [静かなギター] [FINAL CHORUS] やりたいことは まだわからない 夢なんて まだ見えない だけどこの胸の 奥の奥 消えない音が 鳴っている! ひとりでいいと 思ってた 誰も信じなくて いいと思った だけど誰かが 待っているなら あと一歩だけ 踏み出してみるか! [ギターソロ – Kenta] 「……一曲だけだぞ。」 [全員] 「それで十分だ!」 「Kenta!」 「何だよ。」 「明日から、お前もG組な!」 「……最初からG組だろ。」 「そうだった!」 [全員爆笑] [OUTRO – 教室] 翌朝。 「おい、Kenta!」 「……何だ?」 「ギター持ってきたか?」 「……ああ。」 「じゃあ、行くぞ。」 「どこへ?」 「決まってんだろ。」 「……。」 「G組の、最初のステージだ!」 [Kenta smiles faintly] 「……ったく。」 [ギターコード] 「三分だけなら……付き合ってやるよ。」 [音楽停止] [TO BE CONTINUED]