
宵闇切り裂く朱の空 遠く聞こえる 囃子の音に 燻ぶる魂、火を灯せ 野暮な理屈は 溝(どぶ)に捨て 下駄の音、高く鳴らし 退屈な浮世を 蹴り上げろ 粋か無粋か二つに一つ 今宵、江戸の町が 揺れ 動く 舞えや歌えや 花咲く都 刹那の命を 燃やし尽くせ 憂き世の風に 煽られようと 凛と構えて 不敵に笑え 宴の渦に心粋 散るを恐れぬ 桜の如く天つ空まで 響けよ、 この鼓動 万華鏡のごとき 人の業、悲しみ抱えて なお踊る 明日の事など誰も知らぬ ならばこの瞬間 派手に 飾れ! 狂え、轟け、 花咲く都 魂の髄まで震わせろ 一度きりの この大舞台 派手な死に様 見せてやれ! 宴の果てに、心粋 千の夜を越え 語り継がれる 黄金の旋律 空を 貫け! 夢か、現か、幻か 花の香だけが風に残る 宴の果てに.....何を見る ……いざ!さらば

