
いつもの歌詞に 「さ」を入れてみるのさ すると不思議なのさ ちょっと格好よく聴こえるのさ 悲しい夜なのさ 孤独を抱えるのさ 月さえ滲んで見えるのさ 理由なんて知らないのさ さをつければいいさ だいたい格好つくのさ 切ない言葉も くだらないことも 語尾が全部救ってくれるのさ さをつければいいさ 迷ったときほど使うのさ なんとなくそれっぽくなったなら それで完成なのさ 冷めたコーヒーなのさ 靴下片方ないのさ 寝坊したのさ やる気はないのさ 財布を忘れたのさ 電車も行ったのさ ここまで来ると格好よさなんて もうどうでもいいのさ 愛とか夢とか置いとくのさ 闇まで足せば強そうなのさ 深そうなことを言ってみるのさ 意味はあとから考えるのさ なのさ そうさ だからさ それでもさ ここまで「さ」を使ったら もう戻れないのさ 「さ」のない普通の文章が なんだか寂しく見えるのさ さをつければいいさ なんでも歌になるのさ 悲劇も日常も 寝坊した朝も 同じ顔して歌えばいいのさ さをつければいいさ 歌詞に困ったそのときは 深く考えなくていいのさ 困ったときは さをつければいいさ


