
ひとりぼっちの夜に 胸騒ぎを覚える 訳もわからず 部屋を抜け出した バラの柵を越えた先 静まり返った夜のまぼろし 喧噪のひとつ裏側で 止まった時が流れてる 何も言わない自販機 白い灯りだけが 電柱の光に照らされた 冷たい路地をぼんやり照らす 死んだように冷たい 誰もいない道を歩く 振り返っても 何も見えない アパートの下に 女がひとり立っている こっちへおいでと 声をかけてくる 階段を上れば 赤い部屋が待っている 開いたドアの向こうで 同じ顔の女が笑ってる 欲望に飲まれて まぼろしを見つめる 夢なのか 夜なのか もう分からない 空を見上げれば 清楚に輝く星がある その下で月が 黄色い歯を見せて笑う 汚れた月が 黄色い歯で笑う ひとりぼっちの夜に 胸騒ぎを覚える 訳もわからず 夜の中へ消えていく

