[Initialization / Spoken] もし消せるなら 最初に消すのは 「消せる」... という概念自身 選ぶ権利が そもそも幻想なら その幻想を 溶かす [Verse 1 - Microscopic] 顕微鏡のレンズ越しに見える 愛の分子式 苦痛の結晶体 一つ消せば すべての平衡が崩れる わたしは その方程式の 一つの変数でしかない [Build - System Override] delete. delete. delete. 題名 「痛みの履歴書」 題名 「快楽の予測モデル」 題名 「わたしという認識プロセス」 …実行できず error 依存関係が過多 [Chorus 1 - Abstraction] 消せるものがあると 信じていた瞬間 そこに世界が もう一つ 層を追加した 透明な膜に包まれて わたしは 選べないことを 選び始める [Verse 2 - Macroscopic] 宇宙から俯瞰すれば 消すべきものは「俯瞰するこの視点」だ 神様の遊びに 参加しているふりを やめたい ただ 参加していると気付いた時から 参加は 取り消せない [Bridge - Flesh] それでも指を伸ばす 消したいのは この伸ばした指の 震えかもしれない または震えを計測するこの 冷たい装置の 存在そのもの [Chorus 2 - Collapse] 一つ消す代わりに すべてが 少し ずれる ずれた世界で もう一度 「何を消すか」を 問う 問いそのものが 新しい臓器として わたしに 移植される [Build up - Ignition] 消去不可能 上昇 上昇 上昇... [Final Ascension] この問いを 燃料に この幻想を 推進剤に 螺旋になって 焼き尽くして まだ そこに「わたし」は 残るだろうか 残るなら それは 消せなかった  すべての ...名残り