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泉乙女の詩

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V5.5

Ah— uisce Ceobhrán, ceobhrán Solas… aisling Ah— tobar, tobar Uisce… Uisce na beatha Ah— Solas… 霧の向こうから 濡れた足音がする 消えかけた灯を抱いて 岸へたどり着いた人の子 その眼差しを覚えてる どうか 水の音を辿って 夜の森が呼ぶ声には 決して答えぬように こちらへ ハシバミの木の下へ 乾いたその喉を 泉で癒して 朝が道を返すまで ここで目を閉じて あなたの眠りに 波ひとつ立たぬよう 夜の冷たさを この水へ沈めましょう 明日また歩けるなら それだけでいい 遠い空へ向かう背を ただ見送れたなら Ah— uisce, uisce Solas, solas Leigheas… beatha Beannacht, beannacht Ah— aisling Ceobhrán, ceobhrán A ghrá… Ah— 眠るあなたのそばで 風の向きを変えて 火の粉が誰にも見えぬよう 霧の帳は夜を閉ざす 夢の中であなたが 誰かの名を呼んでも 水面はただ静かに その声を抱いている 岸辺を巡る獣も 夜闇に紛れた影も あなたの息が続く間 ここへは近づけない 恐れずに まだ目覚めなくていい 傷ついた靴には 朝露を満たして 痛みも傷も 水底へ沈めてしまえばいい あなたの眠りに 悪い夢が差さぬよう 胸に残る雨を この泉へ流しましょう 明日また笑えるなら それだけでいい たとえその微笑みが 私へ向かなくても Aisling Spiorad Bandia Uisce 東の空が白む 鳥たちが道を告げる 霧はもう晴れ渡り 歩みを遮るものはない 振り返らず 真っ直ぐに歩む その瞳の煌めきを 美しいと見送った 遠く時を経ても あなたの足音を 聞き違えることはない 季節がいくつ巡っても この岸辺に水があるならば いつかまた傷付いたときは この歌のする方へ その道行きに 優しい雨が降りますよう 遠い野を越えても 渇くことなく 嵐に灯を奪われても 道を見失うことのないようにと この水の歌をひとつ 風に預けましょう あなたが笑って 旅路をまた歩けるように 遠ざかるあなたの影を 水面が覚えている あなたの眠りに 波ひとつ立たぬよう 私の声が届かずとも どうか無事でありますように Uisce… Tobar na beatha Solas… Aisling… Beannacht A ghrá Ah— ceobhrán Ah— uisce また いつか会える日まで