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(Remake) お菊の井戸 #S.H.P

V4.5-ALL

江戸の番町、青山の屋敷 家宝の皿は十枚揃い 高麗焼の宝、触るのも恐ろし 腰元のお菊、美しい花のように 主の播磨に想われつつ 身分の壁に、胸を焦がす ある夜、正月か宴の支度 お菊、皿を運ぶ手が震える 一枚、割れてしまった… 柱に打ちつけ、試した恋心か それとも粗相か、運命の悪戯か 主の怒り、逆恨みの炎 「一枚足りぬ!」と皿を数えさせ お菊を吊し、責め立てる 狂ったお菊 残りの皿を割り砕き 家来の声も虚しく お菊の命、絶たれて 古井戸の底へ、冷たく投げ込まれる 恨みは深く、怨霊となって 夜な夜な、井戸の底より 女の声が響く… 「一枚…  二枚…    三枚…    四枚…     五枚…  六枚…   七枚…    八枚…     九枚…  …一枚、足りぬ… 」 【ぅʖˋめιゃぁ…!】 皿の音、ガラガラと闇に鳴り 主は狂い、祟りに倒れる お菊の霊、永遠に数え続ける 十枚の皿、失われた愛 井戸の底で、恨みは果てなく 身の毛もよだつ 番町の 哀れなる物語