
『脳内ダーリン — Imaginary Darling —』
ねぇ、 また会いに来てくれたの? 現実じゃ、 名前も知らないくせに──。 でも 瞳を閉じれば 君は今日も 私だけを見つめて 笑うの。 帰り道の コンビニ前 イヤホン越しの 恋ドラマ 誰にも言えない 秘密を 胸の奥で 育ててた クラスの隅の 透明人間 そんな風に 思ってた でも君は 脳内でいつも 「可愛い」って 笑うんだ 黒いパーカー 少し低い声 頭を撫でる 仕草まで 全部リアルすぎて ……困るよ 妄想って わかってるのに 心拍数だけ 本物 会えないほど 好きが 膨らんでいく 脳内ダーリン! 今日も私を 攫ってよ! 現実なんか ログアウトして 君の世界へ 連れてって! 「大丈夫」 その一言だけで 涙まで 恋になる 触れられない はずなのに こんなにも 熱いのは どうして──? DARLING! (DARLING!) LOGIN! (LOGIN!) REAL? (NO!) ……でも好き! 窓ガラスに 映る顔 「また考えてるでしょ?」 友達に 笑われるたび 誤魔化して 目を逸らした でも夜になると 君は 映画みたいに 現れる 「今日も頑張ったね」 なんて 反則級に 優しいんだ 嫉妬もするし 独占もしたい 存在しない 人なのに 誰より近く 感じてる 会えない恋ほど 綺麗で 壊れそうなくらい 眩しい 叶わないって わかってても 好きになる 脳内ダーリン! ねぇキスして 夢の中で 現実じゃ言えない 言葉 全部君になら 言えるの 「可愛い」 「離さない」 そのセリフだけで 生きれる 世界中に 否定されても 君だけは 味方だから もしも明日 本当に 君みたいな人に 出会ってしまったら── 私はちゃんと 恋を できるのかな それとも もう 君以上を 愛せなくなってるのかな ……ねぇ 消えないで。 現実じゃなくても 名前がなくても この気持ちだけは 嘘じゃない 会いたい 会いたい 会いたい──! 脳内ダーリン! 今日も私を 抱きしめて! 寂しさ全部 塗り替える 君は私の ヒーロー! 誰にも見えない 恋でも 確かにここに あるの 妄想だって 笑われても この胸は 本気だから──! DARLING! (DARLING!) 好き! (好き!) 消えないで! 私だけの── 脳内ダーリン! イヤホンを 外した瞬間 世界は少し 静かで でも また夜になれば 会えるよね 私だけの 脳内ダーリン。

