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そう、私は回転寿司しか知らない女

V5

[Intro] 平和な午後 リビングのソファー テレビに映る 職人の技 「あーあ、美味しそう」 「一度でいいから行ってみたいな」 「回らないお寿司屋さん」 何気なく呟いた その時 「えっ? アンタ行ったことなかったっけ?」 [Verse 1] その一言で 空気が凍る 時間が止まる 世界が歪む ハッとして見渡す 家族の顔 驚愕 動揺 そして沈黙 「しまった!」と口をつぐむ母 バツが悪そうに目を逸らす父 聞こえないフリ決め込む妹 おい、待て待て待て待て! どういうことだ 説明しろ! [Pre-Chorus] 「そ、そういえば行ったことないわねー」 白々しい! 誤魔化すなマザー! 「寿司ってのは鮮度だからな……」 フォローになってないぞファザー! 「あーこのイクラ美味しそー」 話題そらすなシスター! [Chorus] 知らなかった 知らなかった 私だけが 知らなかった! この家で ただ一人 回転寿司しか 知らない女! テレビ見ながら 反芻してたの? 過去の美食を 思い出して 哀れみながら 見下して! 許せない 許せない この屈辱! [Interlude - Spoken Word] 「姉より優れた妹などいない!」 そう信じていた なのにお前は知っているのか カウンター越しの景色を 職人の握りを サビ抜きのその先を……! [Bridge] ここに決定的な差が生まれた 回る世界と 回らない世界 私には語る資格さえない ならば行くしかないだろう この世の何処かにあるという 約束の地(寿司屋)へ! [Outro] 財布を開けば 三千円 (三千円!) これだけあれば 戦える (たぶん!) 見てろよ家族 見てろよ世界 私は行くぞ 扉を開けて 回らない寿司屋へ!