
剥がれかけた 地下室の壁に 影を落とした 三つの孤独(かたち) 精密に引かれた 青い線と 震えを帯びた 銀の線を 重ねては また 解(ほど)いてゆく 鏡の向こう 揺れる輪郭 触れられない 熱を分け合い 意図しない 傷跡さえも 今は 美しい 模様に変わる 不揃いな 三つの周波数が 暗闇を 塗り替えてゆく 放たれた プリズムの向こう 重なり合う 新しい夜明け 誰にも 名付けられない 色が この空を 満たしてゆく 止まっていた 刻(とき)を飛び越えて 風を編み 明日へ 繋がってゆく 凍てつく 沈黙(かべ)が 行く手を阻んでも 重なる 三つの 鼓動(パルス)が 真実の 灯を 絶やさない 叫び続けよう この残響を 究極の 一色(ひとつ)に 溶けるまで 昨日を 許して 明日を 祈ろう もう二度と 解けない 絆(ひかり)を! 「……静寂が、歌い始めている。 三つの色が、一つの光に還る場所で。」

