「ここはひどく寒い…」 土を掘り下げ ただ漂うまま 立ち昇る狼煙の如く生き ただ流転した 数多の赤目は扉の中で ただぬめる やがて其は枯れて流る 魂底で震える声を片耳で仰ぎ ―歓喜― 清浄かな 汚れた糸は 「無言で震えている」 たとえば 荒れた黄砂の如きの この世界 抱いて この世の 嫉みと 辛みと 光明 日々の生は 「休む間もなく」 衆愚と 悪意と 呪いは 踊躍と 暮雨を 喘ぐ 散光と 春光と 祝いは  神祠と 胃袋を 喰む 彼の地は 揺れても 目が見えぬ この穢れた土塊が 揺らぐ 「等しく 並ぶがよい」 我も彼も 憎むが故に 名残あり 僅かに ほんの僅かに 姦しい 「開きて 空いて逝く 細い川を 恨しむなら 醜穢」 人として 並び 加わる  黒く 融けて 変われない 人は 等しく 呪われ 焼かれ 流れる そこに 分け入らぬは 神門の如く その浅い知恵と 知識は 腐り果て 衰えは隠せぬ 恐ろしく他愛ないことに 一生に一度のみの恐れを 何も知らないまま この海に投げる 「ここが そうだここが 天獄だ」 やがて知る 真命を 爛れも無くに この身は往く 誰かの思惑を  不動と銘打ち 呻って 遠くへ 「罷り通る」 そうだ ここに在らず そこに在らず 故に道もなく そうか ここに在りて そこに在りて 故に届かなく ただひたすらに ただ純朴に 願う [どうか… やすらぎを…]