街の角で地球儀がコロンと転がって 誰もそれに気づかず 傘をさしていた ブリキの小鳥が歯車を吐き出して 舗道の上で器用にステップを踏む メリーゴーラウンドは 逆回りでキーキー鳴る おかしな笑い声が ひしゃげて遠ざかる すべてが終わったあとの世界は なぜか少しだけ 風通しがいいね 壊れたおもちゃの箱の中で僕らは お茶を飲んでる 終わりなき日曜日に 空から降ってくるのは 雨じゃなくて 使い古された 錆びたゼンマイの群れ 誰もが真面目に 幻を売買して すり切れた記憶を丁寧に並べ替える ノイジーなギターの奔流のなかで すべてがぐにゃりと溶けていく 君がぽつりと言った 「まあ、いいか」って それだけでお釣りがくるよ すべてが終わったあとの世界は なぜか少しだけ 風通しがいいね 壊れたおもちゃの箱の中で僕らは お茶を飲んでる 終わりなき日曜日に ラララ、おしまい チャキチャキとネジがほどけていく ルールが違う世界、またね。


