
[Intro] よく似合うね 借りてきたその顔 似合ってるうちは 返さなくてもいいよ [Verse 1] 目だけはずいぶん雄弁で 肝心なことほど言わないね 曖昧なくらいが洒落てるなんて 誰に教わったんだろう 「平気」って二文字だけ やけに上手くなったね 笑ってしまえば済むなら 僕も真似してみようかな [Pre-Chorus] あと一歩 そこで止まるのは 慎重なのか ただの癖なのか [Chorus] どうぞ、お好きな方へ 僕はここで見てるから 君が思うほど 素直に困ってあげない 触れそうで触れない その距離がお気に入り? だったらもう少し 退屈させないでよ [Verse 2] 駆け引きにも慣れたもので 黙るタイミングまで完璧だ ため息ひとつ置いていく そういうところ、ずるいよね 優しくするなら最後まで 半端なところでやめないで 期待した僕が悪いなんて そんな顔はさせないよ [Pre-Chorus] あと一歩 今度は僕が引く 追いかけるかは 君に任せるよ [Chorus] どうぞ、お好きな方へ 今さら止めたりしないから 君の思惑より 少しだけ先に行ってみる 触れそうで触れない それにもそろそろ飽きた頃 言わなくていいよ 顔に全部書いてある [Bridge] Don’t blink. Too late. 先に目を逸らした方が 負けなんて決めた覚えはない でも、悪くないね [Final Chorus] どうぞ、お好きな方へ 僕も好きにさせてもらうよ 君を知りたいとか そんな綺麗な話じゃない 帰るつもりなら とっくに帰っていたんだ 理由なんて後から それらしく付ければいい [Outro] その顔 まだ返さなくていいよ 案外、似合ってる ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|不可抗力 ## 帰る理由なら、いくつもあった。 終電とか、明日の予定とか、 もう十分だとか。 素直になるには少し遅くて、 嫌いになるには、まだ早い。 そんな半端な距離を、 二人とも案外気に入っていたのかもしれない。 深夜のファミレス。 向かいのグラスはとっくに薄まっている。 待っているわけじゃない。 期待しているわけでもない。 自分で選んだなんて認めたら、 少しだけ負けた気がするから。

