額縁 [Intro - Fingerpicked Acoustic Guitar, Soft Rhodes, Rainy Ambience, Sparse] [Verse 1 - Low Baritone, Almost Spoken, Intimate] 仕事終わりで 会社を出たら 雨が降っていた 僕は軒下で 空を見ていた 君は鞄から 折り畳み傘を出して 「駅までなら」 そう言って 傘を開いた [Verse 2 - Acoustic Guitar, Rhodes, Subtle Bass Enters] 二人で歩くには 傘が小さくて 信号を渡るたび 肩がぶつかった 「そっち濡れてるよ」 君が傘を寄せる 僕は少しだけ 歩幅を狭くした [Short Instrumental - Gentle Electric Guitar, Rhodes] [Verse 3 - Sparse Organic Drums Enter, Behind the Beat] 古い商店街で 君が足を止めた ショーウインドウに 写真が並んでいた 七五三の子供 制服姿の姉妹 白いドレスの人と 黒いスーツの人 「こういう店 まだあるんだね」 君はそう言った [Verse 4 - Warm Bass, Minimal Drums, Subtle Ambient Synth] 信号が変わりそうで 「行こうか」 僕が言うと 君はガラスから離れて また傘を開いた 店の中では 白いシャツの店主が 写真を一枚 棚に戻していた [Verse 5 - Drums Fade Back, Intimate Vocal] 駅に着くころには 降りしきる雨は 小雨になっていた 君は傘を閉じて 何度か水を切った 「じゃあ月曜日」 「うん、月曜日」 君は東口へ 僕は改札へ 人の流れに 飲み込まれていった [Interlude - Drums Out, Rhodes and Ambient Electric Guitar, Spacious] さっきの写真屋の ショーウインドウ 雨粒のついたガラスに 街の灯りが映っている 白いドレスと 黒いスーツ その写真の前に 傘を寄せて立つ 二人の姿が 重なっている [Brief Silence] [Outro - Almost Spoken, Low Baritone, Fingerpicked Guitar and Rhodes Only] 店主が外へ出て 看板を中に入れる 雨粒の向こうへ 二人の影が消えていく 誰にも気づかれなかった 二人の記念写真 それは お互いが 運命の人に気づけなかった 証なのかもしれない [Extended Instrumental Outro - Rhodes, Fingerpicked Guitar, Distant Electric Guitar, No Drums, Rain Ambience, Slowly Fade]


