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八重に眠る蛇 / Serpent Sleeping in Eightfold Coils

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V5.5

[Serpent Pulse] 八重の宵が 山裾に身を潜める 眠る蛇の尾に まだ見えない剣がある [Verse 1] 川上から降りてくる 濁った運命の気配 毎年捧げられる名が 家の隅で怯えていた 櫛名田の髪へ手を伸ばし ほどけそうな帳を編む 逃げ道ではなく 立つ場所を決めるために [Pre-Chorus] 酒をたたえた器に 恐れの輪郭がゆらぐ 刃を抜くその前に 猛りの先を変えた [Chorus] 八重の腹が夜を動かす 呑み込まれた声たちが 器の底で騒ぎ出す 刃は憎しみではなく 澱みを断つ意志になる 裂かれた尾の奥から 草の剣を受け取る [Verse 2] 巨大なものほど深く 自分の重さに眠る 恐怖は鱗ではなく 繰り返す無言だった 山肌に伏せた図体が 少しずつゆるんでいく 守るための刃なら 殺意へ渡さない [Pre-Chorus] 酒をたたえた器に 恐れの輪郭がゆらぐ 刃を抜くその前に 猛りの先を変えた [Chorus] 八重の腹が夜を動かす 呑み込まれた声たちが 器の底で騒ぎ出す 刃は憎しみではなく 澱みを断つ意志になる 裂かれた尾の奥から 草の剣を受け取る [Blade Bridge] 刃は 奪うためではなく 巡る厄を祓うためにある 剣は 驕るためではなく 来る朝のためにある [Final Chorus] 八重の闇を越えていく 呑み込まれた祈りたちを 山の外へ導くために 刃は誇りではなく 朝を守る意志になる 裂かれた尾の奥から 草の剣を受け取る [Outro] 山は静まり 器は空になり 草の名を持つ剣だけが 夜明け前の手に残った